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せつぶん レイ「……」 有希「……」 ルリ「……」 恵方巻きを山積みにしたコタツを囲み、もくもくと恵方巻きを食べる三人。 と、食べ終えた有希が積まれた恵方巻きに手を伸ばす。 ルリ「相変わらず、すごい食欲ですね。何本目ですか?」 有希「分からない。たぶん三本目だから…」 レイ「有希…それは私のセリフ」 ルリ「ばかばっか」
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←その3 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 恵方巻き「ほな、行てくるで。今日ぃ晴れてるから外に遊びに行きーや」 シャルロッテ「はーい!」 シャルロッテ「だってさ、早くいこ!ほむらちゃんとほむほむ」 ほむら「はいはい」 ほむほむ「ほむ!」 シャルロッテ「ずっと曇ってた日が続いてたから、久々の晴れの日は気持いいなあ」 ほむら「そうね、ほむほむも嬉しそうだわ」 ほむほむ「ほむー」ほむほむ2「ほむるん♪」 シャルロッテ「あ、お花畑だ!」 ほむら「本当だわ。雨の日の後はお花畑が出来易いのかしら」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ほむほむ「シャルシャル」 シャルロッテ「お花くれるの…?ありがとうほむほむ!」 ほむら「それで花飾り作ってあげるわ。ちょっと貸して」コウサク ほむら「ほら」 シャルロッテ「わぁ!凄いよほむらちゃん!宝物にするからね!」 ほむら「フフ、似合ってるわよ。シャルロッテ」 「見てよ、魔女とほむほむが一緒に遊んでるー」 「お似合いカップルw」 シャルロッテ「…」 ほむら「気にしないでいいのよ。シャルロッテ」 ほむら「あら、さっきまで居たほむほむ達が…」 ほむほむ「ほむー!ほむー!」バタバタ メガほむ「ほむぅ…」ビクビク さやか「ひとーつ、ふたーつ、本当にゾロゾロ湧いてくるわね、ほむほむって」 杏子「タケノコみたいだな。まあ当分の間食い扶持は確保できる」 さやか「あ、こら!逃げるな!」ドスッ ほむほむ「ホミャアアアア」グチャ 杏子「おいおい、食べ物を粗末にすんじゃねえよ」 さやか「ほむほむは食べ物兼サンドバックだからいいのよ」 杏子「反論できねえな」 シャルロッテ「あの人間たち…ほむほむを食べるつもりなの?」 ほむら「そうみたいね…相変わらず酷い事をするわ」 シャルロッテ「止めてくる。ほむらちゃんは隠れてて」 ほむら「気をつけてね」 シャルロッテ「あの、ほむほむを食べるのはその、やめてよ!」 杏子「何言ってるんだ?こいつ」 さやか「ほむほむは食べ物でしょ?食べてあげないでどうするのよ」 シャルロッテ「人間の間では食べ物とされてるのはわかってる。でも集め方ってのがあると思うの」 シャルロッテ「今みたいに無闇に殺したり、乱獲するのはどうかと思うな」 さやか「ふぅん、魔女って本当に変わってるわね」 杏子「あのな、ほむほむは雨後の筍のようにワラワラ湧いてくるんだよ」 杏子「別に十匹二十匹食ったって問題ないじゃないか」 シャルロッテ「でも…」 さやか「あー、ほむほむの美味しさが分からないからこんな事言ってるんだよ」 さやか「食べさせてあげれば?」 杏子「ほら、ほむほむだ。食うかい?」 シャルロッテ「た、食べる訳ないでしょ?私の友達だもの」 さやか「ほむほむが友達だって、笑わせるんじゃないわよw」 杏子「なんだ食わねえのか。なら…」 杏子「無理矢理食わせてやるよ」ガシッ シャルロッテ「やめて!離して!」 杏子「ほーら、ほむほむだ」 ほむほむ「シャルロッテ!シャルロッテ!」キャッキャ シャルロッテ「ほむほむ…」 杏子「口開けな」 シャルロッテ「…」 さやか「無理矢理開けちゃおっと」グイグイ さやか「ほら、準備出来たよ」 杏子「それっ」ポイッ ほむほむ「ほむー!ほむー!」 さやか「それごっくんと」ドスッ ほむほむ「ほむー!ほむ…シャルロッテ…」 杏子「味はどうだった?美味しかったろ?」 シャルロッテ「うう…」ボロボロ 杏子「何だ、泣くほど美味しかったのか。そりゃよかった」 さやか「じゃあね~」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ほむら「元気出して…無理矢理食べさせられたんだから。貴女のせいじゃないわ」 シャルロッテ「…」ブンブン ほむら「はぁ…困ったわね」 シャルロッテ「なんだか…喉が痒い…」 ほむら「どうしたの?」 シャルロッテ「凄く痒い!食べちゃったほむほむが怒って中で暴れているんだ!」 シャルロッテ「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」 ほむら「シャルロッテ!気を確かにして!」 シャルロッテ「ごめんなさい!ごめんなさ…」パタッ ほむら「シャルロッテ!シャルロッテ!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 医者「あー、こりゃアレルギーだな」 恵方巻き「アレルギー?」 医者「うん、特定の食物を口にすると体が拒否反応を起こすんですよ」 医者「それは魔女も人間も同じでね…でもこの子の場合酷いな」 医者「喉が真っ赤に…まさか」 医者「シャルロッテさん、残念ですけど」 医者「この子、助かりませんわ」 恵方巻き「え?だってアレルギーでしょ?」 医者「この赤くなっている部分、よく見てくださいよ。めちゃくちゃ大きい腫れですよね」 医者「この腫れが喉をせき止めてて窒息を起こしてるんですよ」 恵方巻き「でも、薬とかって」 医者「いや~魔女に効く薬ってのはまだあんまり無いんですよ。研究も進んでないし…」 恵方巻き「じゃあこの子は…」 医者「あと数時間のうちに死にます。諦めてください」 恵方巻き「そんな…どうにかならないんですか!」 医者「そんな事言われてもねえ…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 恵方巻き「こんなのがあの子の最期なんて信じられないね」 恵方巻き「無理矢理ほむほむを食わされてお陀仏なんて酷い話や」 恵方巻き「あの子はほむほむを誰よりも好きやったのに…」 ほむら「シャルロッテさん…」 恵方巻き「ほら、家着いたで。ほむちゃんは家で待っとき。何か食べ物買うてきたる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 恵方巻き「悔しいなあ、でもどうにもならんわ…」 恵方巻き「ここで復讐なんてしたら魔女全体に迷惑がかかってしまう」 恵方巻き「…なんやあれ」 マミ「それっ!ホームラーン」ボコッ ほむほむ「ほむぅ!」グチャ マミ「あっホムラーンかしら?あんまり飛ばないわね」 QB「君たちの行動は理解しかねるよ」 マミ「QB、人間って感情があるからストレスを貯めこむ生き物なのよ」 マミ「だからたまにはこうしてホムラーン!と」ボコッ →その5
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一日遅れてしまったが、節分ネタが思い浮かんだので投下。 小ネタで短いです。そして夫婦だけ。それでも大丈夫な方はどうぞ。 「長政様…今日は節分だね…」 「あぁ、こういう行事もしっかり行わなくては悪となってしまうな。」 「それじゃあ…市…お豆買ってく……な、長政様?!」 「では…市の豆を歳の数だけ食さないとな」「え……や、やん…ぁ……だめぇ………!」 「まつー!恵方巻き出来たか~!」 「はい。犬千代様の分と家臣の方々の分は…」 「? まつの分は?」 「まつは…犬千代様の恵方巻きが食べとう御座います」 「まつ…!よし、好きなだけ食べてくれ!!」 「はい、それでは………は、ふぅ…ん」 (あ…大きくて太くて、美味しい……) 「はぁ…あ、ん……ん」 「どうした、濃。余の恵方巻きが食えぬのか。」 「ち、違います!上総介様の恵方巻きが大きくて…全部口に入れる事が出来なくて……」 「は!ならば下の口で食してもらうか」 「え…あ、お、お待ち下さい!」 「ほぅ…下の口はもうよだれをたらしておるは。望み通り、存分にくれてやろう」 「あ!あぁ…あ、ぁん……上総介様……もっと、もっと濃めに下さいませ!」 「ふん。根元まで咥えてもまだ足りぬか…。ならば、もっと奥まで余の恵方巻きを味わせてやろう!」 「ああぁぁぁ!すごい……はぁ…ん、あぁ………上総、介…様ぁ!」 「心地よい感触よ…フハハハハ!!」
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作者:IfiXbE8Jo 838 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 21 04 09.31 ID IfiXbE8Jo 日本の伝統文化、節分 その中でも2000年頃、大阪から広まった恵方巻き 恵方巻きとは節分の日に食べる太め、長めの巻き寿司である しかし最近、見滝原では恵方巻きならぬ恵"ほむ"巻きが普及しつつあるようだ ―――とある台所 「ホムーホムー」「ホムーホムー」「ホムーホムー」 「ホムーホムー」ガヤガヤ よし、海苔とご飯の用意は終了! あとは具を乗せていこう! 桜でんぶ、玉子焼き!さらにキュウリを乗せてー 仕上げにほむほむ達を縦に並べていきます! 「ホム?」「ホムー」「ホムホムゥー」「ホムゥ?」アソブノ? ヒョイヒョイ 「ホムッ!」「ホムムン!」「ホム!」「ホムム!」セイレツ! ビシッ キレイに並べましたらほむほむ達が他の具材を食べてしまう前に 少しキツ目に巻きましょう! ギュッギュ! 「ホギューーー」「ホアーーー」「ホムギュッ!」「ホミューーーー」クルシイ そしたら2センチ程の大きさになるように切っていきます ザクッ! 「ホビャァァアアアアアアアア!!?!?!」イタイイタイイタイイタイ! 「ホ、ホム!?」ドウシタノ ブルブル 「ホムゥーーーー!!」コワイタスケテ ジタバタ 「ホム????ホムムッ?????」ナニガオキテル? キョトン あはは、これがおもしろいんだよね! えいえい! ザクザク! 「ホヒ……ホ…」イ…タイ オナカマップタツ 「ホギャアアアアアアアアア!!!!」イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ 「ホヒ……ホヒュー…」イヤイヤ ノドガラガラ 「ホムム???ホムゥー??」ナニナニ? ワクワク ふぅ、これで全部切り終わったかな……あら 「ホ…ホ……」「ホア……ァ…」「ホ、ホビ……」ピクピク 「ホムムゥー」オシリサムイ ブルルッ 最後のほむほむは丁度傷つかずに済んだんだね 頭とおしりだけちょびっと出ててる まぁいいや、さっそく食べちゃおう! 「ホビェエエエエエエエ!!!!!」「ホムァアアアアアアアア!!!?!??」「ホギィイイィィィァァアアアアアアアッ!!!!」シミルゥーーー 「ホミチッ!」ハクチッ! ムズムズ 今年の方角は北北西です みなさんも食べましょう、恵ほむ巻き おわり ジャンル:ほむほむ ほ食 感想 すべてのコメントを見る
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学校町 北区 古ぼけた教会にて 「おー、恵方巻きやん。買ってきたん?」 「いや、作ったんだよ」 翼からレシピを聞いて、恵方薪を作っていた誠 ……が、キッチンには 誠が作っている物の他に、恵方巻きがあったのだ 「……ん?あぁ、こっちは買ってきたのだ」 「ちゃんと作るのに、既製品も買ってきたん?」 「…ちょっとな」 っふ、と遠い目をする翼 似非関西弁の女性は、?と、首をかしげる 「まぁ、えぇけど……今日の夕食当番うちやさかい、夕食作る頃にはキッチン明渡してな?」 「わかってる。それまでマッドとでもイチャついてろ」 「~~~~っま、誠はん!?」 ぽっぽ、と頬を赤らめながら、キッチンを出て行く彼女 ……まったく、羨ましい限りだ まぁ、いい 自分だって、いつか、あいつをものにしてやる そう考えながら、料理を続ける誠の元に 「誠様ーーー!!!今日は節分!!私、鬼になりますから、是非私に豆を力いっぱいぶつけもがっ!!??」 ----っご!!と 突如現れたサンタ服の少女の口元に、何かが押し込められた 誠が、手元の動きすら見えぬ速さで、少女の口にそれを押し込んだのだ …それは、買っておいていた、恵方巻き 「もがっ!?………もごぐ、もがっ」 もむもむ 反射的にか、少女はその恵方巻きを食べて… ………… 「もごぐがっ!?」 ビククククーーーーーン!!!??? 何か、ものっそい痙攣して、倒れた ピクピクと、その場で痙攣し続けている 「……さすが、噂の産物の店長お手製の恵方巻き……」 もしもの時の武器として買っておいて良かった そう呟いて、誠は少女を外に投げ捨てるべく、担いで外に出たのだった 終わっちまえ 前ページ次ページ連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち
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キーワード 宍道湖 絶好調!真冬の恋 中二病 恋は現実で起きてるんじゃない!二次元で起きてるんだ! 恵方巻き オーケストラ アンビリーバブルや!! 生体兵器 せやけど工藤 チョッキ 懐メロ 髭のイケメン ボディーソープ 雪合戦 まずい、もう1杯! 妖精の一族 仮面ライダーソーセージ カルメン タラバガニと毛ガニなら… 作品紹介 ◆あらすじ 節分の晩、宍道湖の畔で恵方巻きを完食すると願いが叶うらしい― という都市伝説を実行しようとした主人公だが、あまりの寒さに恵方巻きを喉に詰まらせてしまい失敗に終わる。 来年の節分には必ず成功させようと、翌日から湖畔で特訓をする主人公。2度目の挑戦の結末は如何に!? そこまでして叶えたい願いとは一体? ◆登場人物 *主人公 幼い頃に出会った少年を未だに想い続ける高校生。 彼からもらった仮面ライダーソーセージの箱を宝物にしている。 タラバガニと毛ガニなら…迷わず毛ガニを選んでしまう程の毛フェチ。 『アンビリーバブルや!!喉に恵方巻き詰まらせるなんて…あの人にはもう会えないのかな…?』 *工藤 髭のイケメン。髭はボディーソープで洗う派。ずいぶんと年季の入ったチョッキを着ている。 節分の晩に主人公を助けた事がきっかけで顔見知りになった。練習用の恵方巻きを差し入れてくれることも。 『おまえ、俺の髭を見て何も感じないわけ?』 *カルメン 湖畔でカルメン第一組曲を練習をしている地元のオーケストラ団員。 彼の音が聴こえるといつもより上手に食べられる気がする。たまにどこか懐かしいメロディを奏でるが…? 『この曲がキミの懐メロ?…これ僕が作った曲なんだけどな』 *同級生 中二病で生体兵器設定。主人公の事を妖精の一族くらいにしか思っていなかったが、 突然現れた工藤とカルメンの存在により主人公の事を意識し始めた。 『恋は現実で起きてるんじゃない!二次元で起きてるんだ!…って思ってたのに…何だよこれ…』 ※上記キャラ各ED攻略後、初回の節分で恵方巻きを完食するifルートが解放 女性向恋愛ADV【 絶好調!真冬の恋 】毎年2月3日限定発売(ドリームキャスト) 予約特典:『シチュエーションCD~せやけど工藤~』 様々なシチュエーションの工藤をお楽しみいただけます。 01.雪合戦で、せやけど 02.罰ゲームで、せやけど - まずい、もう1杯! 派生など 641-659(2作目)派生など この作品への感想等はこちらへ 名前 コメント
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戻る この会長……やりおる! -- (名無しさん) 2011-02-07 05 20 33 おいwww会長wwwwww -- (名無しさん) 2011-02-07 05 46 29 勉強しろよー!さっすが会長。 -- (通りすがり) 2011-02-07 06 56 24 なんか最後の律「おわり」が切ないな。 -- (名無しさん) 2011-02-07 07 35 49 曽我部先輩とは珍しい 澪は押しに弱そうだからなあなあで丸め込まれそう感はある -- (名無しさん) 2011-02-07 09 08 24 めぐたん -- (名無しさん) 2011-02-07 16 47 41 ずっと待ってた -- (名無し) 2011-02-07 19 46 30 原作公認?の百合属性キャラとして、前会長にはもっとご活躍頂きたい! -- (名無しさん) 2011-02-07 23 26 06 導入部で爆笑したわ -- (AA) 2011-02-08 00 19 47 みおたん♪みおたん♪ -- (とある沢庵の百合書) 2011-02-08 17 57 57 もしかして会長初登場? -- (名無しさん) 2011-02-09 01 39 21 そげぶさんw -- (名無しさん) 2011-02-11 11 00 02 「嫌です」より「無理です」のが傷つくだろふつう… -- (名無しさん) 2011-03-06 11 10 28 澪たん!みおたん!みおたんたん!! 変態ってこのリズム好きだな -- (名無しさん) 2011-04-26 18 53 23 チックネタは卑怯www -- (名無しさん) 2011-10-23 03 40 15 これはwwww -- (名無しさん) 2012-01-11 04 05 53 めぐみん元生徒会長にもっと出番を‼ -- (あずキャット) 2012-01-11 09 50 52
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includeのページ数限界により分類分け 肉 画像 名称 Grade 説明 売却価格 ドロップ情報 ラビットホーンの肉 22 ラビットホーンの串焼き 14 1-1-1VH 水曜H,VHか-ステーキ 料-定番の肉 ボアの肉 27 ボアのロースト,ボアのポタージュチャーシュー麺(回復) 15 1-2-10N 1-3-10N 1-5-10N料-猛突猛進 ベアの肉 29 獣闘士解放ベアクローステーキ 16 1-2-1VH 1-2-6H か-ベア料-森の大親分ノーグ放牧地帯 ベアの肝 29 ベアクローステーキ 16 か-ベア 料-森の大親分 イーグルの胸肉 31 イーグルの姿焼き 16 か-巨鳥 料-響く怪鳥音 イーグルの肉 31 16 料-響く怪鳥音 ディアの肉 33 ディアのハンバーグ 17 料-精な平原 イーグルの尾肉 42 ボルシチ,風応用書 19 1-2-10VH か-巨鳥ノーグ放牧地帯 バッファロー肉 47 バッファローのタンシチュー 20 料-平原の王者 バッファロー舌肉 47 20 料-平原の王者 ドラゴンミート 60 ニーズヘッグ 交換所 生命のメダル200個ノーグ放牧地帯,マシリト湖畔 何かのあいびき肉 90 ロールキャベツノーグハンバーグ 28 料-濃縮された旨みを極ノーグ放牧地帯 北部産地の卵 100 マカロン,3種(ホワイトデーイベント限定) 30 2017年3月イベント交換所 ノーグ牛 180 トランスノーグローストビーフ 40 ノーグ放牧地帯 荒くれ牛の肉塊 190 シンプルなバトルロッドノーグローストビーフ,ノーグハンバーグ 41 ノーグ放牧地帯 センチネルのミスジ 200 フレイムラビットアロモスの風 42 ノーグ放牧地帯 古代の肉 500 - 67 前人未踏/古代都市探索 もも肉 30 ハロウィンシチュー(ハロウィンシチューコンテスト-納品イベント限定) 16 2017年10月 納品イベハロウィンシチューコンテスト N 高級もも肉 80 極みハロウィンシチュー(ハロウィンシチューコンテスト-納品イベント限定) 26 2017年10月 納品イベハロウィンシチューコンテスト H 希少なもも肉 120 絶品ハロウィンシチュー(ハロウィンシチューコンテスト-納品イベント限定) 32 2017年10月 納品イベハロウィンシチューコンテスト VH 備考《水曜ダンジョン!》料理素材 魚 画像 名称 Grade 説明 売却価格 ドロップ情報 サケ 15 サケのアクアパッツァ 11 料-上質な川の幸 うなぎ 20 特製タレの蒲焼き 13 料-エネルギー急速充電 アーマーシャーク 25 アーマーシャークのクリームスープフカヒレの姿煮 15 料-幻の甲殻魚料-高級料理 フナ 30 絶品唐揚げ 16 上水曜H料-サクっとしたアレ! アユ 35 アユのフライアユの塩焼き 17 料-回遊魚 マス 39 ボルシチ 18 料-世界のスープ どじょう 40 18 マシリト湖畔 フライングフィッシュ 42 水応用書 19 幻の甲殻魚 アストロ 180 トランス,危険な化学薬品,DSC247シェフの気まぐれフライ 40 マシリト湖畔 シルバーシャーク 190 シヴァ神の兜,アロモスの風,危険な化学薬品シェフの気まぐれフライ 41 マシリト湖畔 レクイエム 200 アイスラビット,DSC247 42 マシリト湖畔 臣魚の切り身 30 ムニエル(冥海のバンケット-納品イベント限定) 16 2019年09月 納品イベ冥海のバンケット N 妃魚の切り身 80 おいしいムニエル(冥海のバンケット-納品イベント限定) 26 2019年09月 納品イベ冥海のバンケット H 王魚の切り身 120 最高級のムニエル(冥海のバンケット-納品イベント限定) 32 2019年09月 納品イベ冥海のバンケット VH 国産うなぎ 30 うなぎ丼(夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト-納品イベント限定) 16 2020年07月 納品イベ夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト N 上質なうなぎ 80 おいしいうなぎ丼(夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト-納品イベント限定) 26 2020年07月 納品イベ夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト H 最高級のうなぎ 120 最高級うなぎ丼(夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト-納品イベント限定) 32 2020年07月 納品イベ夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト VH 野菜 画像 名称 Grade 説明 売却価格 ドロップ情報 ビート 2 オリジンポーション,機工師解放コッペパン 4 水曜N,H,VH料-回遊魚、強力な薬 ガーリックリーフ 5 ガーリックトースト 6 水曜N ヨモギ 17 ヨモギ入り食パン 12 水曜N リド 22 ラビットホーンの串焼き 14 水曜H,VH キャベツ 27 ボアのローストアユのフライ,ロールキャベツ 15 水曜H,VH料-高級料理,料-回遊魚 レタス 33 ディアのハンバーグ 17 オニオン 35 オニオンスープサケのアクアパッツァ 17 料-上質な川の幸 ホットグラス 35 オニオンスープ 17 カブ 37 ボアのポタージュ 18 か-ベア 料-大地の恵み ほうれん草 42 アーマーシャークのクリームスープ 19 料-幻の甲殻魚,強力な薬 細麺 100 チャーシュー麺(回復) 30 料-ラーメンが食べたい! 汎用性の高い粉 100 マカロン,3種(ホワイトデーイベント限定) 30 2017年3月イベント交換所 じゃがいも 110 ポテトサラダ 31 料-懐かしのポテサラ! 月光の団子粉 120 月明かりの団子 32 2019年03月 15万人突破感謝記念クエスト 月光のあんこ 120 月明かりの団子 32 2019年03月 15万人突破感謝記念クエスト ブドウ糖 120 精霊サイダー 32 料-スカッと爽やか!穢れた農場 良いモヤシ 120 壮絶ラーメン 32 料-壮絶なるラーメン!穢れた農場 硬化レタス 180 40 穢れた農場 魔力芋 190 41 穢れた農場 ドラゴンゾンビの卵 200 42 穢れた農場 かぼちゃ 30 ハロウィンシチュー(ハロウィンシチューコンテスト-納品イベント限定) 16 2017年10月 納品イベハロウィンシチューコンテスト N 高級かぼちゃ 80 極みハロウィンシチュー(ハロウィンシチューコンテスト-納品イベント限定) 26 2017年10月 納品イベハロウィンシチューコンテスト H 希少なかぼちゃ 120 絶品ハロウィンシチュー(ハロウィンシチューコンテスト-納品イベント限定) 32 2017年10月 納品イベハロウィンシチューコンテスト VH 薄力粉 30 パンプキンパイ(パンプキンパイお料理コンテスト-納品イベント限定) 16 2018年10月 納品イベパンプキンパイお料理コンテスト N 高級薄力粉 80 高級パンプキンパイ(パンプキンパイお料理コンテスト-納品イベント限定) 26 2018年10月 納品イベパンプキンパイお料理コンテスト H 希少薄力粉 120 希少パンプキンパイ(パンプキンパイお料理コンテスト-納品イベント限定) 32 2018年10月 納品イベパンプキンパイお料理コンテスト VH ロキのかぼちゃ 30 パンプキンパイ(パンプキンパイお料理コンテスト-納品イベント限定) 16 2018年10月 納品イベパンプキンパイお料理コンテスト N ロキの高級かぼちゃ 80 高級パンプキンパイ(パンプキンパイお料理コンテスト-納品イベント限定) 26 2018年10月 納品イベパンプキンパイお料理コンテスト H ロキの希少かぼちゃ 120 希少パンプキンパイ(パンプキンパイお料理コンテスト-納品イベント限定) 32 2018年10月 納品イベパンプキンパイお料理コンテスト VH 手巻きセット 30 恵方巻き(恵方巻きお料理コンテスト!-納品イベント限定) 16 2019年01月 納品イベ恵方巻きお料理コンテスト! N 高級手巻きセット 80 高級恵方巻き(恵方巻きお料理コンテスト!-納品イベント限定) 26 2019年01月 納品イベ恵方巻きお料理コンテスト! H 希少手巻きセット 120 特選恵方巻き(恵方巻きお料理コンテスト!-納品イベント限定) 32 2019年01月 納品イベ恵方巻きお料理コンテスト! VH 具材セット 30 恵方巻き(恵方巻きお料理コンテスト!-納品イベント限定) 16 2019年01月 納品イベ恵方巻きお料理コンテスト! N 高級具材セット 80 高級恵方巻き(恵方巻きお料理コンテスト!-納品イベント限定) 26 2019年01月 納品イベ恵方巻きお料理コンテスト! H 希少具材セット 120 特選恵方巻き(恵方巻きお料理コンテスト!-納品イベント限定) 32 2019年01月 納品イベ恵方巻きお料理コンテスト! VH ぶどう 30 シャンペン(3rd Anniversary~お祝いのシャンパン~-納品イベント限定) 16 2019年04月 納品イベ3rd Anniversary~お祝いのシャンパン~ N 高級なぶどう 80 高級シャンパン(3rd Anniversary~お祝いのシャンパン~-納品イベント限定) 26 2019年04月 納品イベ3rd Anniversary~お祝いのシャンパン~ H 黄金のぶどう 120 絶品シャンパン(3rd Anniversary~お祝いのシャンパン~-納品イベント限定) 32 2019年04月 納品イベ3rd Anniversary~お祝いのシャンパン~ VH 白米 30 お弁当(ウキウキ!春の大運動会-納品イベント限定) 16 2019年05月 納品イベウキウキ!春の大運動会 N おいしい白米 80 おいしいお弁当(ウキウキ!春の大運動会-納品イベント限定) 26 2019年05月 納品イベウキウキ!春の大運動会 H こだわりぬいた白米 120 シェフの絶品お弁当(ウキウキ!春の大運動会-納品イベント限定) 32 2019年05月 納品イベウキウキ!春の大運動会 VH 具材 30 お弁当(ウキウキ!春の大運動会-納品イベント限定) 16 2019年05月 納品イベウキウキ!春の大運動会 N おいしい具材 80 おいしいお弁当(ウキウキ!春の大運動会-納品イベント限定) 26 2019年05月 納品イベウキウキ!春の大運動会 H こだわりぬいた具材 120 シェフの絶品お弁当(ウキウキ!春の大運動会-納品イベント限定) 32 2019年05月 納品イベウキウキ!春の大運動会 VH 市販の小麦粉 30 ムニエル(冥海のバンケット-納品イベント限定) 16 2019年09月 納品イベ冥海のバンケット N 上等な小麦粉 80 おいしいムニエル(冥海のバンケット-納品イベント限定) 26 2019年09月 納品イベ冥海のバンケット H 至宝の小麦粉 120 最高級のムニエル(冥海のバンケット-納品イベント限定) 32 2019年09月 納品イベ冥海のバンケット VH アーモンドプードル 30 マカロン 16 2019年11月 納品イベ仲良し姉妹!?プレゼント大作戦! N 上質なアーモンドプードル 80 おいしいマカロン 26 2019年11月 納品イベ仲良し姉妹!?プレゼント大作戦! H 最高級なアーモンドプードル 120 最高級のムニエル 32 2019年11月 納品イベ仲良し姉妹!?プレゼント大作戦! VH 苺 30 チーズケーキ 16 2020年1月 納品イベはんぶんこのチーズケーキ N 上等な苺 80 おいしいチーズケーキ 26 2020年1月 納品イベはんぶんこのチーズケーキ H 最高級の苺 120 五つ星のチーズケーキ 32 2020年1月 納品イベはんぶんこのチーズケーキ VH レモン 30 はちみつレモン 16 2020年5月 納品イベはちみつエール 上質なレモン 80 おいしいはちみつレモン 26 最高級のレモン 120 最高級はちみつレモン 32 米 30 うなぎ丼 16 2020年07月 納品イベ夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト N 上質な米 80 おいしいうなぎ丼 26 2020年07月 納品イベ夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト H 最高級の米 120 最高級うなぎ丼 32 2020年07月 納品イベ夏バテ撲滅!うなぎ丼コンテスト VH 備考《水曜ダンジョン!》料理素材
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「ただいまー」 「ミッミィ♪」 帰宅した僕を、笑顔のタブンネが出迎えてくれた。 タブンネの頭をひとなでしてから、自分の部屋に行って、背広から部屋着に着替える。 リビングに行くと、タブンネが不思議そうな顔で、スーパーのビニール袋をのぞき込んでいた。 「それが何か気になるかい?」 「ミィ、ミッミッ」 タブンネはコクコクとうなずく。 そうだろう。普段ならみることのないものが入っているのだから。 ビニール袋の中からそれを取り出して、タブンネの目の前に出す。 「じゃじゃーん! なんだかわかる?」 「ミィ? ミィィ……?」 タブンネは首をかしげる。 目の前のものが何なのか、どうやらわからないみたいだ。 まあ、ポケモンのタブンネが人間の文化を知っているはずがないから当然だけど。 僕がタブンネの前に出したもの。それは袋に入った大豆と、紙でできた鬼のお面。 今年の夏にわが家にやって来たタブンネにとっては、初めてむかえる節分の日だ。 自分の頭に鬼のお面をつけて、タブンネには大豆の入った袋を持たせる。 「ほら、タブンネ。その豆を僕に向かって『おにはーそとー』って投げるんだよ。」 「ミッ!? ミィッ! ミィッ!」 そんなことできないと言わんばかりにタブンネはブンブンと激しく首を振る。 飼い主に向かって物を投げるなんてできないということかな。 でも、きょうはそういう日なんだから、僕としてはタブンネにやらせてあげたいんだけど。 「そういうお祭りなんだよ。タブンネがやってくれると僕はうれしいんだけどなぁ」 「ミィ……ミミッ! ミィミッ!」 タブンネは袋に手を入れて豆を取り出すと、下手投げで豆を投げ始めた。 しかし、上手く投げられないのか、豆は真上にちょこっと跳ぶばかりで、僕の方には全然飛んでこない。 タブンネは『投げつける』をおぼえないポケモンだから、これはしかたないことだろう。 ちなみにタブンネは豆を放り投げて続けている。 小さな手で2、3個ずつ豆を取り出し、時には落ちている豆を拾い上げて投げる。 よっぽど楽しいのか、ニコニコと笑顔になって、飛び跳ねながら豆を投げている。 「タブンネ、そろそろ交代しようか」 「ミフー、ミフー……ミィッ♪」 タブンネの頭に鬼のお面をつけてあげ、豆の入った袋をタブンネからもらう。 しかしまあ、息切れするほど豆を投げ続けるとは……。そうとう楽しかったんだろうなぁ。 豆、ほとんどなくなってるし。 「じゃあいくよー。おにはーそとーっ!」 「ミッキャ!? ミッヒィ!? ミィヤァァァァァァッ!」 タブンネに向かって豆を投げつけると、タブンネがあわてた様子で逃げ回る。 短い手で頭をかかえて、せまいリビングの中をポテポテと走り回る。 そのうちに、鬼のお面がずれて、タブンネの顔全体をすっぽりと覆う。あれじゃあ前が見えな…… 「タブンネ、あぶない!」 「ミブッ!?」 「ほら、もう血は止まったよ」 「ミィィ~……」 新しいティッシュでタブンネの鼻を何度か拭いて、血が止まっていることを確認する。 タブンネはすっかり落ち込んでしまっており、グスグスと涙を流している。 これは元気づけてあげないといけないよね。 「タブンネ、豆を食べよっか」 「……ミィィ? ミィ♪」 しょんぼりしていたタブンネの顔がすぐに笑顔になる。うまくいったみたいだ。 さっきまで落ち込んでいたタブンネは、どれにしようかなと床に落ちている豆を選び始める。 節分では自分の歳と同じ数の豆を食べるのだ。タブンネは確か…… 「あっ! タブンネ、やっぱ食べちゃダメ!」 「ミィッ!?」 口を開けて、今まさに豆を食べようとしていたタブンネの手をたたいて、豆を落とさせる。 僕の突然の行動に、タブンネは目を白黒させ「なんで!?」という顔で僕を見る。 腰を下ろし、タブンネの頭を優しくなでながら説明する。 「タブンネはまだ1歳になってないだろう? だから今年はおあずけ」 「ミィィ……」 よくわからないがダメなものはダメ。そう理解したタブンネががっくりと肩を落とす。 花のような笑顔から一転、さっきまでの落ち込みっぷり以上の落胆の色を見せている。 でも大丈夫。そんなタブンネの笑顔を取り戻すためのものが、まだ残っている。 「タブンネ、こっちなら食べていいよ。幸せになれる食べ物だよ」 「ミィ? ……ミッ!? ミミィ♪」 タブンネの顔が一瞬で笑顔に変わる。 僕が取り出したものは、豆やお面といっしょにスーパーで買ってきた恵方巻きだ。 タブンネでも食べられるように、ちゃんと小さいサイズのものを選んできた。 恵方巻きをタブンネに持たせて、食べる時のきまりを教える。 食べている間はしゃべらないこと。口から離さないようにして食べること。 それを聞いてタブンネはうなずくと、恵方巻きを両手で持って口に運ぶ。 恵方巻きがタブンネの口にゆっくりと飲み込まれて……いかない。 タブンネは何とか食べようとしているのだが、どうにも上手く食べられないようだ。 さっきの豆まきといい、タブンネは特性『ぶきよう』なのかもしれない。 まったく減らない恵方巻きに、今にも泣きそうな顔で挑み続けるタブンネ。 このまま食べれなかったらさすがにかわいそうだよなぁ。 よし、手伝ってあげよう。 「タブンネ、がんばって。ほら」 「ムッグ!? ンンン!? ゲホォッ!?」 恵方巻きを押して、タブンネが食べるのを手伝ってあげる。 すると、口の中に急激に押し込まれたことで、むせたタブンネが恵方巻きを吹き出してしまった。 涙を流しながらゲホゲホとむせるタブンネを落ち着かせるように、小さな背中を何度もさする。 「幸せ……吐き出しちゃったね」 「ミック……ミック……ミェェェェェン」 それまでも涙を流していたタブンネだったが、僕の言葉がショックだったのか、本格的に泣き出してしまった。 タブンネを傷つけるつもりはなかったんだけどな。でも大丈夫。 スーパーの袋から自分用に買っていたもう1本の恵方巻きを取り出す。 タブンネの幸せは僕の幸せ。つまり、僕が幸せなら、それはタブンネも幸せってことだ。 しかし、恵方巻きって意外と小さいんだな……って、あれ? 「恵方巻き『ミニサイズ』……」 買ってきた恵方巻きは2本。 僕用に普通サイズを、タブンネ用にミニサイズを。 つまり、さっきタブンネがうまく食べられなかったのは…… 「タブンネ」 「ミィ?」 「来年は豆も恵方巻きも、ちゃんと食べられるからね」 「ミィッ♪」 (おしまい) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「ただいまー」 「ミッミィ♪」 帰宅した僕を、笑顔のタブンネが出迎えてくれた。 タブンネの頭をひとなでしてから、自分の部屋に行って、背広から部屋着に着替える。 リビングに行くと、タブンネが不思議そうな顔で、スーパーのビニール袋をのぞき込んでいた。 「それが何か気になるかい?」 「ミィ、ミッミッ」 タブンネはコクコクとうなずく。 そうだろう。普段ならみることのないものが入っているのだから。 ビニール袋の中からそれを取り出して、タブンネの目の前に出す。 「じゃじゃーん! なんだかわかる?」 「ミィ? ミィィ……?」 タブンネは首をかしげる。 目の前のものが何なのか、どうやらわからないみたいだ。 まあ、ポケモンのタブンネが人間の文化を知っているはずがないから当然だけど。 僕がタブンネの前に出したもの。それは袋に入った大豆と、紙でできた鬼のお面。 今年の夏にわが家にやって来たタブンネにとっては、初めてむかえる節分の日だ。 自分の頭に鬼のお面をつけて、タブンネには大豆の入った袋を持たせる。 「ほら、タブンネ。その豆を僕に向かって『おにはーそとー』って投げるんだよ。」 「ミッ!? ミィッ! ミィッ!」 そんなことできないと言わんばかりにタブンネはブンブンと激しく首を振る。 飼い主に向かって物を投げるなんてできないということかな。 でも、きょうはそういう日なんだから、僕としてはタブンネにやらせてあげたいんだけど。 「そういうお祭りなんだよ。タブンネがやってくれると僕はうれしいんだけどなぁ」 「ミィ……ミミッ! ミィミッ!」 タブンネは袋に手を入れて豆を取り出すと、下手投げで豆を投げ始めた。 しかし、上手く投げられないのか、豆は真上にちょこっと跳ぶばかりで、僕の方には全然飛んでこない。 タブンネは『投げつける』をおぼえないポケモンだから、これはしかたないことだろう。 ちなみにタブンネは豆を放り投げて続けている。 小さな手で2、3個ずつ豆を取り出し、時には落ちている豆を拾い上げて投げる。 よっぽど楽しいのか、ニコニコと笑顔になって、飛び跳ねながら豆を投げている。 「タブンネ、そろそろ交代しようか」 「ミフー、ミフー……ミィッ♪」 タブンネの頭に鬼のお面をつけてあげ、豆の入った袋をタブンネからもらう。 しかしまあ、息切れするほど豆を投げ続けるとは……。そうとう楽しかったんだろうなぁ。 豆、ほとんどなくなってるし。 「じゃあいくよー。おにはーそとーっ!」 「ミッキャ!? ミッヒィ!? ミィヤァァァァァァッ!」 タブンネに向かって豆を投げつけると、タブンネがあわてた様子で逃げ回る。 短い手で頭をかかえて、せまいリビングの中をポテポテと走り回る。 そのうちに、鬼のお面がずれて、タブンネの顔全体をすっぽりと覆う。あれじゃあ前が見えな…… 「タブンネ、あぶない!」 「ミブッ!?」 「ほら、もう血は止まったよ」 「ミィィ~……」 新しいティッシュでタブンネの鼻を何度か拭いて、血が止まっていることを確認する。 タブンネはすっかり落ち込んでしまっており、グスグスと涙を流している。 これは元気づけてあげないといけないよね。 「タブンネ、豆を食べよっか」 「……ミィィ? ミィ♪」 しょんぼりしていたタブンネの顔がすぐに笑顔になる。うまくいったみたいだ。 さっきまで落ち込んでいたタブンネは、どれにしようかなと床に落ちている豆を選び始める。 節分では自分の歳と同じ数の豆を食べるのだ。タブンネは確か…… 「あっ! タブンネ、やっぱ食べちゃダメ!」 「ミィッ!?」 口を開けて、今まさに豆を食べようとしていたタブンネの手をたたいて、豆を落とさせる。 僕の突然の行動に、タブンネは目を白黒させ「なんで!?」という顔で僕を見る。 腰を下ろし、タブンネの頭を優しくなでながら説明する。 「タブンネはまだ1歳になってないだろう? だから今年はおあずけ」 「ミィィ……」 よくわからないがダメなものはダメ。そう理解したタブンネががっくりと肩を落とす。 花のような笑顔から一転、さっきまでの落ち込みっぷり以上の落胆の色を見せている。 でも大丈夫。そんなタブンネの笑顔を取り戻すためのものが、まだ残っている。 「タブンネ、こっちなら食べていいよ。幸せになれる食べ物だよ」 「ミィ? ……ミッ!? ミミィ♪」 タブンネの顔が一瞬で笑顔に変わる。 僕が取り出したものは、豆やお面といっしょにスーパーで買ってきた恵方巻きだ。 タブンネでも食べられるように、ちゃんと小さいサイズのものを選んできた。 恵方巻きをタブンネに持たせて、食べる時のきまりを教える。 食べている間はしゃべらないこと。口から離さないようにして食べること。 それを聞いてタブンネはうなずくと、恵方巻きを両手で持って口に運ぶ。 恵方巻きがタブンネの口にゆっくりと飲み込まれて……いかない。 タブンネは何とか食べようとしているのだが、どうにも上手く食べられないようだ。 さっきの豆まきといい、タブンネは特性『ぶきよう』なのかもしれない。 まったく減らない恵方巻きに、今にも泣きそうな顔で挑み続けるタブンネ。 このまま食べれなかったらさすがにかわいそうだよなぁ。 よし、手伝ってあげよう。 「タブンネ、がんばって。ほら」 「ムッグ!? ンンン!? ゲホォッ!?」 恵方巻きを押して、タブンネが食べるのを手伝ってあげる。 すると、口の中に急激に押し込まれたことで、むせたタブンネが恵方巻きを吹き出してしまった。 涙を流しながらゲホゲホとむせるタブンネを落ち着かせるように、小さな背中を何度もさする。 「幸せ……吐き出しちゃったね」 「ミック……ミック……ミェェェェェン」 それまでも涙を流していたタブンネだったが、僕の言葉がショックだったのか、本格的に泣き出してしまった。 タブンネを傷つけるつもりはなかったんだけどな。でも大丈夫。 スーパーの袋から自分用に買っていたもう1本の恵方巻きを取り出す。 タブンネの幸せは僕の幸せ。つまり、僕が幸せなら、それはタブンネも幸せってことだ。 しかし、恵方巻きって意外と小さいんだな……って、あれ? 「恵方巻き『ミニサイズ』……」 買ってきた恵方巻きは2本。 僕用に普通サイズを、タブンネ用にミニサイズを。 つまり、さっきタブンネがうまく食べられなかったのは…… 「タブンネ」 「ミィ?」 「来年は豆も恵方巻きも、ちゃんと食べられるからね」 「ミィッ♪」 (おしまい) エッ?なにこれつまんね。読むだけ時間の無駄 -- (名無しさん) 2019-12-21 12 46 34 虐待虐殺もいいけど、こういう路線も好き -- (名無しさん) 2021-09-09 19 17 15 大ハズレ -- (名無しさん) 2023-01-19 14 05 00 名前 コメント すべてのコメントを見る